九州地方・四国地方などの西日本で光化学オキシダント注意報が発令されています。
光化学オキシダントとは?
身体への影響は?
防ぐにはどうすれば良い?
など・・・
生活上で注意する点などをまとめました。
光化学オキシダントとは?
自動車や工場などから排出される
大気中の窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOC)などに、
太陽からの強い紫外線が当たると、
化学反応が起こり
光化学オキシダント(酸化性物質)が生成されます。
光化学オキシダントには様々な物質が含まれますが、
主な組成はオゾンです。
・日差しが強い
・風が弱い
・気温が高い
などの気候の条件がそろうと
光化学オキシダントの濃度が高くなります。
光化学オキシダント濃度が空気で高くなると、
大気中に白い靄(モヤ)がかかったようになります。
これが「光化学スモッグ」と呼ばれています。
光化学オキシダントを吸い込んだり、
触れるなどの機会が多かったりすると、
健康に悪影響を与えてしまいます。
また、オゾンは温室効果ガスでもあるので、
健康影響や地球温暖化の原因にもなる厄介な物質です。
(画像引用:http://www.city.minamata.lg.jp/Material/18328.pdf)
光化学オキシダントの体への影響は?
・目や喉の違和感(痛み)
・頭痛
・呼吸の異常
・咳がでる
などの症状が表れる場合があります。
屋外でこのような症状が表れたら、
屋外活動はやめて、屋内へ移動し、
きれいな水でうがいや洗眼をして、安静にして様子をみます。
症状が良くならない場合は医療機関へ行くことをおすすめします。
光化学オキシダント注意報が発令された場合の注意点
光化学オキシダントは気体で花粉のような粒子ではないので、
マスク効果はあまりないです。
なので、基本的には、
外の活動を控える。
室内でも外気がはいってこないようにしましょう。
洗濯物なども室内干しが良いですね。
何故?光化学オキシダント濃度が上昇するか?
ほとんどが、中国からの汚染された空気が
西日本の上空に流れてくるのが主な原因とされています。
今回は「移動性高気圧型」です。
日本の太平洋沖に中心を持つ移動性高気圧がゆっくり東へ移動する際に、
大気汚染物質を引き連れてきたと考えられます。
その上、高気圧に覆われているので、
雲が少なく紫外線が入りやすい状況にあること、
また、日中の気温が5月にしては非常に高いという条件が重なって、
光化学オキシダント濃度が高まりました。
(引用:Yahoo!ニュース)
まとめ
今週末は、運動会が予定されている小学校も多いようで、
私の子どもも26日(日曜日)が運動会です。
子ども達二人とも花粉症がひどく、
5月に入りやっと症状が緩くなったと思っていたら、
また、症状が悪化する。
ということがあります。
運動場の砂ぼこりが原因だと思っていましたが、
もしかしたら、今回の様な”大気汚染”も原因のひとつかもしれません。
目に見えない
大気汚染ですが、
確実に体に影響があるので、恐ろしいと感じました。
子ども達の体調の変化をしっかりと確認してあげたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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